うちの近所に小さなミニシアターがあります。
客席は100席ほど?の小さな映画館ですが、自主制作の
映画やちょっと変わったコンセプトの映画が上映され
マニアには結構知られているようです。
今月は「ひめゆり」を上映しています。
沖縄で戦争を体験したひめゆり学徒隊の証言をつづった
ドキュメンタリー映画です。
しかしそれは映画として鑑賞するものというよりは、
当時の悲惨さを伝え聞くものであり、少々重い気持ちを
感じるものです。
でも、戦争を知らない私たちは決して過去のこととして
それらを受け流してはいけないのでしょう。。。
当時の人たちは大きな心の傷を今でもかかえているでしょう。
今、私たちがそのことを知らずに命を粗末にしたり、
簡単に人を傷つけたりすることが、どれほどバカげたことなのか
考えさせられるものではないかと感じました。
そして、これほど悲しい体験をしてきた人たちが今も一生懸命
生き、そのことを伝えています。
同じ過ちを犯さないためにも、我々はこのような悲しい出来事を
決して忘れてはいけないのだと思いました。
そして単に戦争の悲惨さだけではなく、生きることへの尊さ
力強さを感じさせてくれるものだと思います。
映画終了後、席を立とうとしたら、この映画の柴田監督の挨拶が
ありました。ちょっとビックリ。とても温厚で人柄が偲ばれました。
監督は単に過去の戦争のつらさだけを伝えようとしたのではなく、
これからの未来を力強く生きていかなくてはいけないんだということを
伝えようとしたのではないかと思います(違ったらごめんなさい)
沖縄に行く機会があったらぜひひめゆりの塔の記念館に行って
彼女たちの戦争の体験を感じて欲しいと思います。
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投稿者 Yamada : 2007年06月10日 15:57